ニュートン力学とベクトル、スカラー

3次元のベクトル量

3次元のベクトル量座標回転に対する変換性 で定義する。

ところで、教科書 p.61 の(5.1)式は間違ってる。 正しくは、

\[\begin{align} \vec{F} &= m \frac{ \mathrm{d}^{2} \vec{x} }{ \mathrm{d}t^{2} } \end{align}\]

のように、右辺は距離を時間で2階微分した形のはず。

座標回転

回転行列

アインシュタインの規約(縮約記法)

上付きの添字と下付きの添字が同じ記号ででてきたときは、 座標の全成分について和をとる、というルール。

この書き方のルールに従うと、上の式は短く省略した形で書くことができる。

\[\begin{align} x'^{i} &= \sum_{j=1}^{3} a^{i}_{j} x^{j} \equiv a^{i}_{j} x^{j} \end{align}\]

毎回 \(\sum\) 記号を書くのはいささかめんどくさいので省略しちゃいましょう、ということ。

ダミー添字

アインシュタインの規約 を使って書いたときに、 最終的に左辺に現れない添字を ダミー と呼ぶ。 上の場合だと \(j\) のことである。

ダミー添字は、好きな記号に置き換えてもOKである。 例えば、

\[\begin{align} a^{i}_{j} x^{j} & = a^{i}_{k} x^{k} = a^{i}_{l} x^{l} = a^{i}_{m} x^{m} = a^{i}_{n} x^{n} = ... \end{align}\]